短期海外出張(旅行)の疾病保険は無料クレジットカードでカバーする

無料クレジットカード複数枚持ちで海外旅行時の疾病保険をカバーする


疾病治療保険・傷害治療保険は海外旅行傷害保険の中でもっとも利用可能性の高い保険です。

2008年にAIUが、虫垂炎の診療費用(2泊3日)の国際比較を行いました。それによると、アメリカ合衆国サンフランシスコ250万円、ホノルル195万円、スイス・ジュネーブ297万円、イギリス・ロンドン151万円、香港90万円、オーストラリア・シドニー86万円という結果でした。一方、日本において虫垂炎で「7泊8日」入院した場合の費用は40万円程度(自己負担額はその1~3割)とされています。仮にサンフランシスコで7泊8日も入院すれば、その費用は莫大なものとなるでしょう。

国民健康保険や会社の社会保険に加入していれば、帰国後に「海外治療費」として一部払い戻されることがあります。しかし、その金額は、日本国内で同様の保険診療を受けた場合の費用を基に決定されます。上のケースで言えば、海外で250万円の費用を負担したのに健康保険から払い戻される金額は40万円の(7割~9割)という事態が起こりえます。

このような場合にあると助かるのが海外旅行傷害保険の疾病治療保険・傷害治療保険です。

保険会社で疾病治療保険・傷害治療保険を用意しようとすると、6日程度の保険でも2500円以上、30日程度の保険で7000円以上、90日間なら25000円程度かかります。

クレジットカード自動付帯の旅行傷害保険を利用すれば、同程度の保険を無料でカバーすることもできます。年会費無料で、疾病治療保険・傷害治療保険が自動付帯するクレジットカードを複数枚持つことがおすすめです。

自動付帯とはそのクレジットカードの会員というだけで保険が適用されると言うことです。
自動付帯のクレジットカードをおすすめするのは、利用付帯のハードルが意外に高いからです。シティカードのように、利用付帯条件が低い(空港までのタクシー、電車、バス代、航空券代、海外でのタクシー、電車、バス代、いずれかをシティカード払いすればその日から60日間適用される)ものもありますが、航空券代を決済しないと適用されないクレジットカードも多いです。

また、複数枚所有をすすめるのは、死亡・後遺障害保険とは違い、疾病治療保険・傷害治療保険は、発行会社の違う複数のカードを持っているとその上限金額が加算されるからです。年会費無料のAカードの疾病治療保険の上限金額が200万円、B社の上限金額が100万円の場合、合算金額の300万円が上限となります。死亡・後遺傷害保険の場合、お持ちのクレジットカードの内でもっとも高い保険金額を限度に按分される形になります。

以下では、疾病治療保険・傷害治療保険が付帯されるクレジットカードを紹介します。異なる発行会社のものを複数枚持つと上限金額が加算されるので、発行会社ごとに紹介します。

SBIカードの旅行保険は利用付帯ですが、家族特約が付いているのでご家族も補償対象です。

カード名 発行会社 国際ブランド 年会費 疾病・治療費用 期間 付帯条件
ジャックス 横浜インビテーションカード(ハマカード) ジャックス JCB 無料 200万円 90日 自動
TSUTAYA Wカード アプラス JCB 無料 200万円 90日 自動
MUFGカード ゴールド 三菱UFJニコス VISA/MASTER 2000円(※1) 200万円(※2) 90日 自動
SBIレギュラーカード SBIカード マスターカード 無料 200万円 90日 利用付帯
楽天カード 楽天KC VISA/JCB 無料 200万円 90日 利用付帯

※1 ただし初年度年会費無料。さらに6000円分のポイントも貰えるので実質4年は年会費無料に。
※2 初年度は疾病治療・傷害治療ともに200万円。ショッピング利用金額に応じて次年度の限度額が200万円か20万になる。

おすすめの組み合わせは、「SBIカード+TSUTAYA Wカード+ジャックス 横浜インビテーションカード(ハマカード)」です。SBIカードは還元率が1.0%~1.2%と高いので海外旅行代金の決済用に使います。TSUTAYA WカードはTカードとしても使えるので便利です(ファミリーマート、ドトール、ロッテリアなどで提示すれば100円で1ポイント=1円)。年会費が一切かからないのに、合計で疾病治療費用保険が600万まで補償されます。

航空会社のクレジットカードと言うことでおすすめできそうなANAカード、JALカードの一般カードには、意外なことに、疾病・傷害治療保険が付帯していません。

なお、ご家族のいる方は、年会費がかかるゴールドカードも検討の余地があります。ほとんどのゴールドカードには、家族特約が付いています。家族特約によって、カード会員本人のみならず、配偶者、子供、両親なども疾病治療・傷害治療保険の対象となることがあります。家族特約の対象範囲はカードによって異なりますので注意してください。

おすすめゴールドカードは、やはり、自動付帯のカードで、家族特約付きのものです。

※アメリカン・エクスプレス・ゴールドカードの括弧内の数字は、旅行費用をクレジットカードで支払わなかった場合の適用金額です。

発行会社 年会費 家族会員の年会費 疾病・傷害治療費用(本人) 家族特約対象の保険 期間 家族特約の対象者
JCBゴールドカード JCB 10500円 1名無料。2人目以降は1名につき1050円 300万円 200万円 90日間 本会員と生計を一にする家族で、カードを所有していない19歳未満の子供
ANA JCBワイドゴールドカード
今なら100%の確率でギフトカードが当たります
JCB 15750円 4200円 300万円 200万円 90日間 本会員と生計を一にする家族で、カードを所有していない19歳未満の子供
JALカード CLUB-Aゴールドカード ・JCB
・三菱UFJニコス
・シティカードジャパン
※国際ブランドによって異なる
16800円 8400円 300万円 300万円 90日間 本会員と生計を一にする家族で、カードを所有していない19歳未満の子供
MUFGカード ゴールドプレステージ 三菱UFJニコス 10500 無料 200万円 200万円 90日間 ゴールドプレステージ本人会員の家族で、クレジットカードを所有していない配偶者、生計を共にする未婚で収入のない子、同居で収入のない両親・義理の両親
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード アメリカン・エクスプレス 27300円 12600円 300万円(200万円) 300万円(200万円) 90日間 、カード会員と生計を共にする両親・子供などの親族。生計を共にするとは、健康保険証を共用しているか税法上の扶養関係にある場合のこと。親族とは6親等以内の血族、3親等以内の姻族の方。